【負の落とし穴】ファームジョブは地獄!?いストロベリーファームに気をつけたい理由
~海外在住経験発信~
【オーストラリア/シドニー留学編】
ワタクシの記事では自身の経験(成功/失敗)から情報共有により、失敗しないための留学やワーホリなど海外にまつわる情報を発信しています。
今回の記事ではオーストラリアワーキングホリデーのファームジョブ について書いていこうと思います。この記事を読んで頂き少しでも被害者の方が減ることを願うばかりです。(少々ネガティブな記事です)
↑早朝の景色↑
ファームジョブで働いた経緯
ワタクシは2016年12月から1ヶ月間シドニーで留学/ホームステイをしており、その後の予定が決まらないまま年末を迎えてしまいました。シドニーは観光地であり、年末になると宿の空きがなく住む場所を確保することができませんでした。(予算や日本人と住むことが嫌だったので物件が限られた)
当時連絡を取り合っていたセブ島の日本人の友人が数ヶ月前からオーストラリアのワーホリ生活を初めており、相談やアドバイスをしていました。その友人がアデレードという街の外れにあるストロベリーファームで働いていて宿も仕事も紹介してくれるというので、当時の自分は「とにかく住む場所と仕事を確定させなければ」と血迷っておりここに引越し+働くことにしました。
聞かされてた好条件
友人に聞いたイチゴ畑の待遇は「出来高で給料が決まるということ。」「外国人達と働くので英語を必然的に話さなければいけない環境に身を置くことができるということ。」お金を稼ぎつつ英語を使えるという願ってもない好条件でした。しかも田舎ということで家賃もシドニーと比べると割安でした。
更にこの畑で実働88日間働けばセカンドビザ発行手続き可能になるとのことです。
これらの話を聞いた時、完全にワーホリの勝ち組だと感じました。、、、しかし。。
実態
このファームではローカルのオーナーが韓国人を数名雇い、マネジメントさせて、ワーホリ労働者を集めてイチゴ畑で働かせています。なので我々の直上司は韓国人です。よって集まった労働者も韓国人をはじめとしたアジア人が大半です。
ここは本当にオーストラリアか?と思う時も多々ありました。。
という具合に実際にそんなおいしい話ではありませんでした。
以下1から3に分けて説明していきます。
1:肉体的に非常にきつい
ワタクシは長年サッカーをやり、ジムにも通っているので基本的に一般の人より体力はある方だと自負していました。でもこの仕事は足場の悪い状況で低姿勢でイチゴを収穫する作業であり足腰への負担が相当のものでした。とても88日続けられる仕事ではないと早々に判断しました。
2:アレルギー
勤務初日でアレルギー反応が発症しました。イチゴは大好物なので恐らくイチゴそのものではなく、イチゴ畑で使われている農薬に対して身体が反応したのだと思われます。くしゃみ、鼻水、目の痒みが止まりませんでした。
3:思ったより稼げない
50cmx30cm程のかごにイチゴを2段ぎっしり埋まるまで収穫して、その一つのかご=2ドル、、5かご作るのに約1時間強かかるのを考えると時給10ドル以下。為替では当時1オーストラリアドル=85円程だったのでかなりの低所得でした。稼げているのはベテランのマレーシア人(英語苦手)だけでした。本当かは分かりませんが年収10,000オーストラリアドル程稼ぐとのこと。確かに収穫スピードは早かったけど、、、
まともに英語を話す人がいない
せめて英語だけでも話すことができれば!そう思っていましたが残念ながらそれも虚しく上級者はおろか中級者も1か2人程でした。マレーシア人に期待はしたものの恐らく英語教育を受けてきていない人たちであり、ほとんどコミュニケーションが取れませんでした。
おいしい話はない
色々な期待を持ってシドニーからアデレードまできましたが残念ながらこのような実態でした。早期に辞めることを決断し、元々留学していたCDU ESL Centerでインターンシップを募集しているという情報を得たので直ぐに連絡し働かせてもらえることとなりました。今思えばネットなどでいくらでも調べることができる時代にそれをせずに友人の言うことだけを信用してしまったという自分にも責任があると感じました。
おいしい話はないということを実感した体験でもありいい勉強になりました。もちろんここで働いたお金は少なかったですがしっかりと受給し、フィリピンへの渡航代として活用しました。
↑イチゴ畑の風景↑
その他の被害者
インターンシップを開始した初期段階で入学された方が「セブの後オーストラリアにワーホリに行く」ということで仲良くなった方がいらっしゃいます。数ヶ月後その方からSNSで連絡があり、「イチゴ畑で働いているのですが悪条件のため辞めたい」など相談を受けました。話を聞いているとワタクシが働いていたイチゴ畑でしたw
色々と話をして、最終的にワタクシがインターンをしていた語学学校のマネージャーとして就職してもらうことになりました。
解決策
ワタクシたちと同じような失敗をしないよう解決策を以下のように考えました。
1:調べれる情報は調べ尽くす。
情報弱者は搾取される時代であり日本でも海外でも同じです。なのでしっかり納得いくまで知識武装しておくことが大切です。
2:海外で出会う日本人にも注意しよう
海外では同じ国の人だからといって安心、安全であると無意識のうちに思ってしまいがちですが、海外にいる日本人にも悪い人がいるし、当たり前のことですがあまり知らない人を信用しないということを肝に銘じておくことは大切です。
3:目的を明確化する
お金を稼ぐためなのか、英語を使うためなのか、セカンドビザのためなのか目的を明確にしましょう。ワタクシが働いたいちご畑では恐らくセカンドビザのために働いている人が多かったと思います。(もっと良い条件でもセカンドビザを取ることはできるのですが)お金を稼ぐためだけならもっと過酷肉体労働のファームや工場もあるし、英語を伸ばしたいのであればローカルのバーやレストランなど、全てを兼ね備えた労働環境を探すことは困難であるということも理解した上でワーキングホリデーに臨みましょう。
まとめ
ワーキングホリデーは憧れる人が多く、楽しく働きながら英語を学べる環境であると多くの人が考えいていると思いますが、実際にはそのような環境に身を置けている日本人は非常に少なく、多くの人は満足のいく経験や結果を得ることができず帰国していきます。上記でも触れましたが後悔しないためにも情報収集は非常に大事なので、常にアップデートしていきましょう!これからオーストラリアにワーホリに行きたいと考えている人のためになれば嬉しいです!
see you next time→→✈︎